はじめに
私は昭和41年生まれのプレ環? 世代😊
周囲で、親の介護や看取りの話題を聞くことが多くなっています。
急に想定外のことが起きたり、先が見えなかったり、
いろいろと自分を試されることが多いですね。
後悔、自己卑下、自責の念、無念な思い、恨みが強いことも
また、身近な方を亡くし、
「あの時ああしてあげられなかったのが心残り」と話しているのを聞くこともありますよね。
そんな時その方は、
喪失の悲しみだけでなく、後悔、自己卑下、自責の念を感じていることでしょう。
あるいは、「思い通りにならなかったのは〇〇のせい」と、
誰かのことを恨んでいるケースもありますね。
私自身、15年前に母を肺がんで亡くし、
「これでよかったのだろうか？」
「もっとできたことがあったのではないか」と後悔が生じた経験があります。
そして、ディマティーニ・メソッドで大きな気づきがあり、貴重な体験をしました。
今日はそのことをシェアします。
（母の死に関連して、父ともいろいろあったし、
元夫の父・母やおばも、それぞれ病院以外で看送っていて、色々なエピソードがあります。
これらについてもまたの機会に書きたいと思っています。）
ガン宣告、母の選択
私の母は昭和16年生まれで、2010年2月、肺がんで亡くなりました。
享年67歳。
がんとわかったのは前年9月頃。
ステージ4で手術は不可能と診断されました。
ディマティーニ・メソッドを知る前でしたが、
私や元夫は
がんになるには理由がある、
西洋医学的対症療法では原因が変わらない… という考えで、
母も入院しての治療を選ばず、
家（東京）で民間治療を試して小康状態を保ち、
父と旅行に行ってもらうこともできました。
しかし、徐々に体調が悪化し、
12月、関西の治療家にお世話になることにしました。
父は反対し、
家を出る母の見送りすらせず、
アパートを借りて弟と私が交代でサポートしていましたが、
（私は京都府北部の丹後在住で約２時間半、
弟は大阪と京都の境に住んでいて3〜40分で行けるところ）
2月、私が2、3日付き添い、
弟と交代した深夜に亡くなりました。
まだ身の回りのことは自分ででき、
きっと良くなると思っていたので、
そこまで急な旅立ちとは思いもしませんでした。
父は一度も見舞いにも来ず、
遺体になって帰った母に、
「あんなバカなことをして命を縮めて…」と涙していました。
（マイペースぶりがすごい！😆）
私の後悔とディマティーニ・メソッドを通じた気づき
母に関するディマティーニ・メソッドは、実際は複数回数に渡っています。
母ではなく義理の母を対象にした途中の気づきも大きかったです。
ここでは、わかりやすく時系列抜きに、また、メソッドの細部を省きます。
母の死後、私には、以下のような後悔、自分を責める気持ちが生じていました。
- 民間療法を勧めなければ、父との関係や病状がもっと違っていたかもしれない
- 病状の進行を客観的に把握できていなかった
- 子どもたち（孫）を呼べなかった
- 帰らないでもう少しいればよかった
そしてもう一つ、最も強烈だったのが、
葬儀後、お世話になった治療家のところに挨拶に行った際の出来事です。
「お母さん、
『娘に、丹後に来たらいいと言ってもらった。 元気になったら丹後にいく』と嬉しそうだったわよ。」と言われ、
- それをそんなに喜んでくれていたのだったら、もっと元気なうちに言えばよかった。
- 家族は仲がいいと思っていたけれど、母が父やおば（父の姉）との間で、思っていた以上に葛藤が大きかったのかもしれない
- 東京を出て丹後に住み、母の悩みに気づいていなかった
喜んでいたと聞いたのに、すごくショックでした。
母にとってのメリットは？
後悔、自分を責める気持ちがある時は、
「自分は相手に悪いことをしてしまった」
「良いことをできなかった」
「デメリットの方がメリットより大きかった」と認識しているということです。
そこで、
「その行動は、相手に、どのようなメリット・利益・好都合があったか？」
思考、推測、イメージはなく、確信が持てるもの、相手の価値観に合致しているものを出していきます。
「メリットとデメリットが同じだけあった」「その行動（しなかった行動）自体、良くも悪くもなかった」と認識できたら完了です。
母にとってのメリットは、
- 姑、小姑のいる家にお見合いで嫁いできて、最後に、自分の意思を通して行動することができた
- 私、弟、孫たちと、一緒に過ごす時間を増やせた
-
孫たちに、やさしいおばあちゃんのイメージを残せた
（私は母の痛そうな表情を見た場面があり、それを孫たちが見たら怖かったはずだと思いました）
- 母の価値観の優先順位が高いのは、家族を大切にし、子供（私・弟）や孫を幸せにすること。
自分のことより家族のことを大切にする、そんな母親としてのあり方を貫いて旅立つことができた
このようなエピソードがいくつかあり、母の価値観に確信が持てたから、母のメリットにも確信が持てた。
そして、気づきと共に母の愛や存在感がどっと私に流れ込んで来て、涙があふれる体験をしました。
まとめ・死もギフトであり、愛と感謝の出来事である
いかがだったでしょうか？
母は、私が後悔することを望んでいない。
母は、肉体を離れることで私に多くの気づきや学びをもたらし、背中を推してくれている。
私が、やりたいことをやって、イキイキと充実して生きるのが母の願いでもある。
母の存在は失われず、いつも共にいて、見守ってくれている。
そんな確信、感謝を、いつでも感じられます😊
これはものすごいギフトであり、宇宙の真理だと思います。
あなたにもぜひ体験いただきたいです！
なお、後悔、自己卑下に関しては、
相手にとってのメリットを出しすぎると、過度なプライド、自己増長の方にバランスが傾いてしまうので、注意が必要です。
ポイントは、「それ自体、良くも悪くもない」という中庸、バランスの認識!!!!!
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後悔、自己卑下、自責の念は解消できます
人生の変容は、実際にワークをやり、深い気づきがあってこそ。
価値観が異なればメリットも異なり、推測ではうまくいきません。
喪失の悲しみが長く続いている方、後悔が強い方は、
おそらく「頭ではわかっていても気持ちがついていかない… 」という状態ではありませんか？
そのような状態は、セルフワークをしてもなかなか答えが出てこない状態でもあります。（原因と結果はイコールです）
解決の糸口を見出すのに、根気強いファシリテーターの問いかけが助けになります。
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あなたの人生でも、常にバランスをとる出来事が起きています。
ディマティーニ・メソッドで、無条件の愛と感謝をぜひ実感してください!!!!
セルフマスタリー・リトリートにて、喪失感のディマティーニ・メソッド デモンストレーションも可能です。
Dr.ディマティーニの2日間のセミナー「ブレイクスルー・エクスペリエンス（BTE)」では、参加者の中で最も死別の悲しみが強い方を選び、Dr.ディマティーニが悲しみ解消のセッション（ディマティーニ・メソッドC面）を行います。
故人を思い出すだけで涙ぐんでいた方が、次第に、
「何も得たり失ったりせず形を変えるだけなのだな」、
「形の変化により、人生が前に進んでいるのだな」と理解し、
亡くなった方を恋しがるのではなく、
今を受け入れ、感謝していく様子を目の当たりにでき、
とても感動的です。
セルフマスタリー・リトリートでも、ご要望があれば、予定しているディマティーニ・メソッドのグループセッションと別に、BTE同様のデモンストレーションをやります。
そのようなご希望のある方も、ぜひご参加ください！
（クライアント役をやりたい方がいなければできないので行いません。
やる場合、他の参加者は見守りながらセルフワークします）
リアルのリトリートなので、少人数で丁寧にサポートし、ネットに書けないエピソードなども話せる濃い3日間です！
2025/1/11（土）〜1/13（月,祝）
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