11月3、4日、ブレイクスルー・エクスペリエンス(BTE)にサポートファシリテーターとして参加しました。

コロナ後、オンラインでの開催になり、いろいろ工夫を重ねて現在下記の構成になっています。
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1日目:
・Dr.ディマティーニによる講義
・身近な方を亡くした喪失感を感謝に変えるディマティーニ・メソッドC面デモンストレーション
(受講生もセルフワーク)
・翌日のグループに分かれ、事前研修で最高価値を明確にできているかの確認
(バリューディターミネーションがちゃんとできていないと翌日のディマティーニ・メソッドがうまく進まないので)

2日目:
・日本人ファシリテーターが進行
・グループに分かれて、最も忌み嫌う人を対象としたディマティーニ・メソッドB面・A面ワーク
・オープンハートになった状態で人生で成し遂げたいことを明確にし計画を立案するワーク
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Dr.ディマティーニの講義は、タブレットに図を書きながらの説明が以前よりわかりやすくなり、
ワークも日本人ファシリテーターがチームで受講生の方をサポートして、
とても満足度の高いセミナーになったと思います。

 

今回印象的だったのは、

道徳的に悪いことは悪いのではないか、
なぜ自分はひどい目に合ったのか、
そのカラクリを知りたいがかわからない… と
従来の考えをなかなか変えられなかった方が、

試練と感じていた経験の最中にも支援があったことに気づき、
ワークの対象者がしたことのメリットに目を向けられるようになって、

自分の望む形ではなく、楽ではなかったけれど、
本当に自分の考えで生きるために必要だったと感謝できるようになったこと。

時間内に終わらないかもという考えがちらりと浮かびましたが、
確信を持ってファシリテートし、
大きく前進するタイミングがあり、
他のファシリテーターとも連携して時間内にブレイクスルーしていただくことができました。

(活躍しているファシリテーターの中には、最初に参加したBTEでブレイクスルーできなかった方もいて、ブレイクスルーできないのが悪いということではありません)

 

道徳、法律は、社会生活を円滑に営むためには必要だけれど、
人が作った仮の合意のようなもので、
時代や国が変われば変わります。

今は、仕事の場で外見を褒めることすら、モラハラ、パワハラとみなされる時代。

気をつける必要はあるし、
人間関係において相手の気持ちへの配慮はもちろん必要なのですが、
(Dr.ディマティーニも「ケアリング」のコミュニケーションを説いています)

「傷ついた」と言って被害者でいるのも、憤慨し続けるのも、
イヤな相手に自分の人生を左右させていることに他なりません。

「赦す」は感謝ではない。

見えていなかった反対の側面を見出して感謝するのは、
イヤな相手に屈服することではない。

もやもや、グルグルしている方が早くこのメソッドを活用し、
浪費しているエネルギーを自分の人生の創造に使えるようになっていただけるといいなと思います!

 

(写真は11/5、福知山市大江町の元伊勢皇大神社にて)