5月4日、Dr.ディマティーニ本人が地震から約1年の熊本を訪れて、「DM熊本復興チャリティ」が開催されます。
小学校1年生の時に長崎大水害で家が全開し、
生活がなんとかなっても長年癒やされなかった不安感がディマティーニ・メソッドで解消された体験を持つ長崎在住の村山香織さんの呼びかけに応えるもので、私もチラシやHP制作を担当し、当日も熊本に行きます。
日本中からファシリテーター(トレーニングを受けた有資格者)約30人がボランティアで被災者の方のワークのサポートに集まる予定です。
Dr.ディマティーニをご存じの方にはとてもインスパイアされるイベントで、ディマティーニメソッド日本普及協会さんのメルマガ紹介以降、感謝と共に期待を込めたお申込みが届いています。
日本でディマティーニのことを知っている方はまだまだ少なく、本を読んだり、DMを体験されたことがない方にとって今回のイベントはあまりピンとこないかもしれませんが、
体験して初めて分かることを未体験の方に伝えるのはどんなことでも難しく、
他に類を見ないものであるほどなおさらで、
わかりにくさが体験の価値を下げることにはなりません。
あなたのこれまでの人生でも、
予期せぬ人との出会いがその後に大きな影響を与えたことはありませんでしたか?
感動的な場面に立ち会って大きく心が揺さぶられたり、
同じ景色なのに自分の状態の変化でガラリと見え方が変わった体験はありませんでしたか?
ドクター・ディマティーニの講演およびディマティーニ・メソッド実演は、
人生を変える特別な数時間になり得ます。
だからこそ、彼の本が世界中で何十冊も出版され、
講演やワークショップに呼ばれて世界中を飛び回っているのです。
今回は、熊本地震によって親しい方が亡くなられた方、怪我をされた方、
住む家や仕事を失った方など「喪失」を主なテーマにしていますが、
ディマティーニ・メソッドで扱えることは人生の全ての領域に渡ります。
他の方法では何十年経っても癒やされないような悲しみや苦しみが癒されたり、
人生の目的が明らかになって大きな飛躍を成し遂げた方が世界中に多数います。
日常的なストレスや人間関係のいざこざなど、誰でも遭遇するあらゆる場面に応用できます。
人は変われる。
ディマティーニ自身が学習障害児と言われた過去から一人の老人と出会い、今に至りました。
人生に変化をもたらす基本的な考え方に触れ、
過去がどうであれ自分の人生を力強く生きられる事実を知るだけでも、エネルギーが湧いてきます。
地震から1年後の熊本で行われる九州初開催のこのチャンス、
被災者の方はもちろん、
被災者の心のケアに携わっていらっしゃる方、
支援する立場の方、
熊本地震に限らず人を応援する立場の方、
身近な人のストレスを軽くできる方法を探している方、
子供さんの将来にプラスの影響を与えたい方、
自分自身が人生で苦悩や困難を感じている方、
もっと前向きに力強く生きたい方、
全ての方に、ぜひ熊本でドクター・ディマティーニの生の声でディマティーニ・メソッドに触れていただけたらと思います。
視点を増やす
初めての方へ、
「ディマティーニ・メソッドは視点を増やすことで出来事への認識のバランスをとり、結果的に癒しが生じるプロセス」という説明がわかりやすいのではないかと思います。
自然災害置き換えるには不適切かもしれませんが、
例えば、お花見を予定していた日にあいにく天気が悪かったら残念に思います。
でも、代わりに映画を見ることにして凄く感動したら、
「天気が悪かったおかげでこの映画を見ることができてよかった」となります。
出来事は同じでも、捉え方次第で意味は変わる。
ネガティブな感情が残るかどうかは、
「良かったこと」、「悪かったこと」の認識のバランス次第です。
どんな深刻な出来事についても本質は同じで、
ディマティーニ・メソッドの実演および体験では、
「見方を変えると、こんな側面もありませんか?」と、
新しい視点が生じる問いかけを行い、
答えがひらめくコツをお伝えします。
「ああそういえば…」と今まで気づいていなかった視点や認識が生じ、
ネガティブな感情を中和できるだけの十分な量になれば、
過去はそのままでも、
その瞬間に出来事の意味がガラリと変わるのを実感できます。
世界はバランスでできている
ディマティーニの方法は、
いわゆるスピリチュアルな空想や幻想的なものではなく、
学問的な裏付けがありあり、再現性があります。
つまり、
AさんにはできたけれどBさんにはできない、
東京ではできたけれど熊本ではできない、
◯◯の出来事には使えたけれど✕✕の出来事には使えない・・・といったことはありません。
強い感情が生じた時に脳内でどんな物質が分泌され、神経細胞がどうなるか、
宇宙はどのように成り立っているか・・・など、
40年以上に渡る物理学、哲学、理論、形而上学、心理学、天文学、数学、神経学、生理学などの研究から導き出された確かな方法であり、さらに効果が高まるよう、進化・改善が続けられています。
そもそも、人が視覚や聴覚などの五感を通じて情報を受け取り、
価値判断を加えるから出来事に良し悪しがあるように感じられるのであって、
出来事そのものには本来良し悪しはなく、常にバランスが保たれています。
ちょっと極端に感じるかもしれませんが、
世界には「死」を盛大に祝ったり、一夫多妻が当たり前な文化もあります。
出来事のプラスとマイナス両方の面に気づき、
認識のバランスが取れた状態は、どんな体験に関してでも実現できるし、
悲しみ、不安感、喪失感などが癒され、感謝の状態に至るのに何十年もの歳月は必要ないのです。
まっさらな気持ちで・・・
ディマティーニの方法は、
普通に日本語で質問され、集中して向き合って答えをみつけるだけで、
意志に反して何かをさせられることはありません。
ただ、今まで考えたことも無いような気づきを生じさせるために、
言われた通りに質問の答えを探す、素直で真剣な姿勢は必要になります。
「そんな問いかけの答えはあるはずがない」などと決めつけないで下さい。
記憶というのは結構曖昧で、
フィルターがかかり、
一部が全体であるかのように誇張されて記憶されていたり、
事実と勘違いしているのに気づかないことが往々にしてあります。
しかし、手順を追ってたどれば、
それまで気づかなかった視点、
認識のバランスをとるのに必要な情報を思い出すことができます。
応用範囲は無限大
DM熊本復興チャリティでは、
約1時間半の講演のあと、
被災者で希望される方(1名)にドクター・ディマティーニ本人が喪失に関するディマティーニ・メソッドのワークを実演する予定です。
被災者の方で希望される方には、日本人の有資格者がお手伝いして全員同様のワークをご体験いただけます。
(講演を聞いた後でお決め下さい。)
悲しみや苦しみ、不安感、喪失感を抱えていた方の様子がみるみる変わっていく様子を目の当たりにし、
自分自身や周囲の方の癒し、ストレス解消、人生の目的実現のヒントを得たり、
人の変容や可能性の素晴らしさに胸を打たれたりすることでしょう。
どんな方でも、多かれ少なかれ過去の体験の心の傷やストレスを抱え、自分らしい生き方ができずにいたりするものです。
ディマティーニの日本語訳されている著書をDM熊本復興チャリティサイト内でも紹介しており、
講演と実演後はさらに理解しやすくなるでしょうし、
ディマティーニ・メソッドのコツが掴めれば、ご自分で他のことにも応用しやすくなるでしょう。
あなたの体験を知っているのはあなただけ。
あなたの体験の意味を変えられるのもあなただけ。
被災者の方はどうか会場に足を運んでドクター・ディマティーニの話に耳を傾け、
まっさらな気持ちでワークに取り組んでみて下さい。
一般の方も、熊本のお知り合いに声をかけるとともに、
寄付を払ってのご参加でこのチャリティイベントを支えて下さい。
自然災害が多い日本で、
このイベントが一人でも多くの方に心の癒やしをもたらし、人生を前に進ませるものになるよう心から願い、当日まで準備を進めて参ります。