2019年4月1日、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(SDM)
前野 隆司先生の臨床研究「大切な人を亡くした喪失感を癒す カウンセリング研究」が行われました。
前野先生は、『脳はなぜ「心」を作ったのか』(筑摩書房)、『幸せのメカニズムー実践・幸福学入門』(講談社現代新書)、『幸福学×経営学 次世代日本型組織が世界を変える 』(内外出版社)、『システム×デザイン思考で世界を変える 慶應SDM「イノベーションのつくり方」』(日経BP社)など著書多数。理系の経歴もお持ちで「人間にかかわる研究なら何でもする」というスタンスでいらっしゃいます。
被験者は、親族や友人など人生で大切な人を亡くしてから6ヶ月以上経過しており、下記のような状況の方。
・亡くなった人の事をあまりにも考えてしまうため、普段している事をするのが難しいと感じる
・その人が亡くなったことを受け止められないと感じる
・愛する人が亡くなった事を信じられないと感じる
・愛する人が亡くなった事に愕然としたり呆然としてしまう
・亡くなった人なしには人生が空虚に感じられる
早川もファシリテーションを担当し、約3時間で、不慮の出来事で大切な方を亡くした喪失感や罪悪感を解消し、心からの感謝を感じて「その方との間のことは完了した」と実感していただきました。